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2022年1月27日更新

~Concert Impression ③~

宗次德二名誉館長のバースデー・コンサート

   10月14日は、宗次德二さん(桐朋学園宗次ホール名誉館長)から名器貸与されている演奏家による「四季」特別コンサートを開催しました。この日は宗次さんの73歳の誕生日であり、ご多忙にもかかわらず本公演にお越しくださいました。桐朋学園宗次ホールの設立は、梅津学長がご寄付のお願いのために宗次さんに送られた5枚の便箋から始まり、そして宗次さんの多大なるご寄付によって、このような特別なホールの響きの実現に至りました。

 

   宗次さんはカレーハウスCoCo壱番屋の創業者として有名ですが、音楽界への貢献も計り知れません。2007年にはクラシック音楽を通じた社会貢献のために名古屋市に宗次ホールを設立され、一流の経営者としての経験を生かした斬新な手法や公演シリーズによって、クラシック音楽に馴染みのない方々にもその素晴らしさを伝え、確実にクラシック・ファンを増やされています。それに留まらず、同ホールでのヴァイオリン・コンクールの開催、また様々な奨学基金の設立など国内外の若手音楽家の育成にも取り組まれています。

 

 さらに宗次さんは次世代を担う才能溢れる音楽家に名器を無償貸与されており、それによって多くの著名な音楽家が必要不可欠なサポートを受けています。本公演では実際に名器を貸与されている本学出身の演奏者4名によってヴィヴァルディの「四季」の弦楽四重奏版が演奏されました。ヴァイオリンは篠原悠那さん、吉江美桜さん、ヴィオラは中恵菜さん、チェロは新倉瞳さんでした。

そして「四季」の演奏に続いては、バースデー・ソングがサプライズで響き渡りました!

  桐朋学園宗次ホールはまだ設立されたばかりですが、この唯一無二のホールを通じて多くの方々に音楽の魅力をお伝えできること、また多くの若手音楽家が飛躍することが本学の願いです。

弦楽四重奏の写真.jpeg

▲とても楽しい編曲に宗次さんも喜んでくださったご様子でした。終演後にはステージの上でご挨拶を頂きました。

弦カルと宗次さまとの記念写真.jpeg
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