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2022年1月26日更新

~Concert Impression ②~

9~10月 桐朋生によるアンサンブル

 桐朋学園宗次ホールには、各分野における世界第一線の技術が集結されています。基本設計やデザインについては隈研吾建築都市設計事務所様にご担当頂き、前田建設工業株式会社様と住友林業株式会社様のご協力によって「CLT(クロス・ラミネーティド・ティンバー、直交集成板)」採用の音楽ホールが実現しました。CLTを採用した音楽ホールは世界で初めてになります。また、唐澤誠建築音響設計事務所様に音響設計して頂きました桐朋学園宗次ホールのナチュラルで豊かな響きは、演奏者の方々に留まらず、音響関係者や建築関係者が次々に視察されるほど、多くの業界の方々から注目を集めています。

   

桐朋学園宗次ホールの外観は楽器の弦をイメージしたという木製ルーバーに囲まれていますが、このデザインは見る角度によって光と影の揺らぎがあり、こまやかな美しい変化が感じられます。

   

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   若手演奏家たちに続いての出演は本学卒業生です。9月16日には桐朋学園大学在学時に結成され、国内外で活躍するクァルテット・エクセルシオの公演、10月31日には本学教員である阿部美果子さんのピアノ・リサイタルが開催されました。阿部さんのリサイタルでは、同じく本学教員であるヴァイオリニストの加藤知子さん、チェリストの山崎伸子さんが共演しました。

クァルテット・エクセルシオの写真.jpg

▲ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンの弦楽四重奏という王道プログラムで会場を盛り上げました。本公演の3日後には、桐朋学園宗次ホールの“兄”に当たる名古屋の宗次ホールでも演奏されました。

阿部先生の写真.jpg

▲本シリーズにおける本学教員のトップバッターは阿部美果子さんでした。プログラム前半ではソロでモーツァルトとショパンの名曲、そして後半では山崎伸子さん、加藤知子さんとそれぞれソナタを演奏しました。

   現役学生から卒業生、教員による熱演によって、桐朋学園宗次ホールの響きは益々熟成されているように思います。オープニング・コンサート・シリーズ公演は3月まで続きます!

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